美浜町を巡る かっぱ伝説と河和海軍航空隊基地跡
竜宮伝説。
それは美浜町にもあり、美浜町のかっぱ伝説がそれです。
竜宮の入口よいう富貴の沖にある四海波を見ながら河和方面へ。
美浜町を巡る かっぱ伝説と河和海軍航空隊基地跡
名鉄河和口駅前に到着。
海を背に花ちゃんかっぱがいます。
手には鯛を抱いている。
これが竜宮の使者だったと言われている。
かっぱ伝説を簡単に解説。
美浜の村にかっぱの家族が棲んでいました。
父ちゃん、母ちゃん、娘の花ちゃん、息子の和ちゃんの4かっぱです。
かっぱは人間にその姿を見せない。
だから村人もかっぱの存在を知らない。
でも、かっぱの親子は、村が日照り続きで困っていると雨乞いをして雨を降らせたりして、
陰ながら村を助けていた。
ある日の夜、村の子が偶然、かっぱの親子を見てしまい
驚いた村の子は川に落ちて流されてしまう。
それを見た和ちゃんは川に飛び込み、村の子を助けたが、自分が海に流されて行方不明に。
かっぱが村の子を救ったこと。雨乞いをしてくれたことなどを知った村人たち、
和ちゃんを救出しようと浜に集まってきた。
しかし見つからない。
数日後、竜宮城から使いの鯛がやってくる。
和ちゃんは竜宮城で手厚く看護されて無事とのこと。
かっぱの家族も村人も大喜び、それからみんななかよく暮らしましたとさ。
というお話しです。
かっぱの家族の像が河和港に建てられている。
河和海軍航空基地跡
河和には海軍航空隊の基地があったことも意外と知られていない。
貴重な戦争遺産なので、一度は見学してみては。
基地のあった場所は美浜町の古布地区の一帯。
今の河和港あたり。
この海軍基地は水上機の基地で滑走路は海面。
だから遺跡と言っても、格納庫から海へ飛行機を引き出すスリップが数カ所残っているだけ。
ここには教育隊約9千名、実戦部隊約3千名の若い兵士が務めていた。
彼らの青春の汗と涙が詰まっている。
ここから戦闘機が飛び立つなど想像もできない穏やかな海だ。
森下公園
河和海軍航空隊記念碑が建つ森下公園にやってきた。。
「青春」という石碑。
石碑の上部が破損しているのが時代を感じる。
でも戦争の記憶を壊したり、風化させてはいけない。
ここから近いのが河和漁港。
少し寄り道。
次回は美浜町の山間エリアへ
KEIKOHanto公式ライター
生まれも育ちも知多半島。せこみち、露地、島、初物に感度良好。好奇心を糧に街歩きに日々勤しむ。
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