美浜町を巡る 水と緑に育まれた山間エリアへ


前回はかっぱ伝説を巡り、河和海軍航空隊基地跡を訪れたところ。
今回は山間エリアへ。

 

 

美浜町を巡る 水と緑に育まれた山間エリアへ

美浜町の三河湾側から丘陵部へ。
するとすぐに、恋愛成就をお願いする神社がある。

この神社、知ってますか?

 

恋の水神社だ。
きれいな名前。

美浜町の山間部にあって分かりにくいが、お参りをする若い人が絶えない。

 

 

この由来は、
昔、京の都の大納言の息女に桜姫というきれいな姫がいた。

姫は家臣の青町という青年と恋に落ちた。
家臣との結婚は認められない。

二人は駆け落ちをして幸せに暮らしていた。

ところがある日、青町が病に倒れた。

その病に効く水が知多半島の美浜にあると聞いた桜姫は、はるばる京から美浜までやって来た。

万病に効くという水は、今の恋の水神社のすぐに湧いているという。

 

姫はようやく近くまでたどり着き、村人に水の湧いている所を聞いた。
だが村人は「今まで来た位の距離を東の方だ」と答えた。

それを聞いた姫は落胆のあまり倒れ、亡くなってしまったのだ。

 

そんな悲しい舞台なのだが、「万病に効く水」の評判は高く、
いつか「恋の悩みにも効く水」とも言われるようになった。

 

こうして若いカップルがお参りに来る神社となったわけだ。

 

 

 

山頭火が来た町

恋の水神社から鵜の池に行く途中、美浜町図書館の前に「町民の森」という自然公園がある。

遊歩道や様々な体験ができる大きな公園。

ここにあるのが種田山頭火の句碑だ。

昭和14年(1939年)にここに来たとある。

 

山頭火句碑
山頭火句碑

 

 

漂泊の俳人、山頭火が知多半島に来ていた。

同時期に日間賀島へも渡っているので、その時のことだろう。

 

 

 

鵜の池は地元の宝

「ジョイフルファーム鵜の池」は地元の野菜が野菜が売っていて大人気。

ミカン狩りやいも掘りもやっていてバーベキューもできる。

 

ジョイフルフォーム鵜ノ池
ジョイフルフォーム鵜ノ池

 

 

この一帯は「鵜の山ウ繁殖地」として国の天然記念物に指定されている貴重な場所だ。

歴史的にも経済的にも地元の人にとっては宝の山。

 

鵜の池
鵜の池 国天然記念物

 

 

江戸時代に地元民は鵜の糞が良質な肥料になることを知ったのです。
明治期にはそれを上野間村の権利として確立、大きな収益をあげるようになる。

地元は大いに潤ったばかりでなく、濃尾地震の災害復興費や困窮者への救済金としても活用できた。
それに小学校も建てた。

これが今の上野間小学校だ。

同校の校章にも校歌にも鵜が使われている。

 

今は化学肥料の時代になって鵜の糞は肥料にもならないけれど、
地元の人は鵜を今でも大切にしている。

 

 

美浜町にはまだまだ見どころ、知り所が満載。

次は伊勢湾側を散策します。

 

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